日本では「ダイエット=減量・痩身」というイメージで使われますが、もともとは医療用語としての「食物や日常的に摂る食事」などの意味があるようで、「糖尿病の治療のためにdiet therapyを受ける」などといった意味で使われるのが正しいようです。しかし、現在の日本においては、「減量のための食事制限」という限定的な意味合いとして用いられ、一般的に広く浸透しています。ダイエット、誰でも一度はチャレンジしたことがあるはずです。ダイエットを成功させるための一番の秘訣は正しい知識を知ることだといえます。
日本人に肥満の増えた原因としては、食生活の変化によることが大きいようです。古くから日本人は、お米を中心とした食生活を送り脂質はほとんど摂取していませんでした。しかし戦後、日本の食生活はガラリと変化しました。お米を中心とした従来の日本食から肉を中心とした欧米風の洋食になり、肉やスナック菓子など脂質の摂取量が増えました。食生活の欧米化は身長や体重などの体格をそれまでの日本人に比べて大きくさせましたが、反対にカロリーの過剰摂取は肥満も増加させるという結果にもなりました。また、食生活の変化と共に原因として考えられることに、運動不足があげられています。現在私たちは移動手段として電車やバス、自動車、バイク、自転車などさまざまな手段があります。しかし、これらの交通・移動手段が整ったのは戦後のことで、それまでほとんどの人の移動手段は「歩く」ということでした。交通手段が普及していなかった時代には、この「歩く」ということが有酸素運動になり、カロリーを消費してくれたため、わざわざ運動をしなくても、普段の生活が自然とダイエット効果を上げていたのです。便利になった半面、私たちは日常生活の中で身体を動かす機会が減り、反対に高カロリー摂取という食生活になったため、肥満が増えているのです。肥満人口の増加とともに糖尿病や高血圧といわれる生活習慣病にかかる人が増え、日本の国民病とも言われています。ダイエットは美容な面が表にでますが、健康面からも重要なことだといえます。
ダイエットは、「ワンサイズ下の洋服が着たい」「顔を小さくしたい」「お腹周りのお肉を減らしたい」「結婚式があるから」「出産前の体重に戻したい」など、その目的は一人ひとり違います。理想のプロポーションを手に入れることは、女性なら誰でも望むことでしょう。また、ダイエットに成功することは、達成感と自分に自信を持つことにもつながります。医学的な見地からも肥満は糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかる大きなリスクを負っていますので、健康的体型を維持することは、それらの生活習慣病を予防することにつながります。一言にダイエットといっても情報がたくさんありすぎて、どれを行ったらよいか迷う人も多いはずです。いろいろなダイエット方法を試してみたけど、結局長続きしなかった、なんていう失敗もあったはず。ダイエットを成功させるためには、何が必要なのでしょうか。まずは自分自身が想像できる具体的なイメージを持ち、目標を高くしすぎないことが大切です。次に自分に合ったダイエットを行うことになりますが、そのためには自分自身の体を知ることが必要となります。自分の体の肥満型を知ることによって、効果的なダイエット方法を見つけることができるからです。肥満度を計算する方法として身長と体重から算出するBMI指数が一般的によく使われています。ただ、一概にこの指数のみで肥満かどうかを判断できません。運動選手の中には筋肉や骨量が多く、脂肪の割合が少ない人は体重があっても肥満ではありません。反対に痩せているように見えても、脂肪の割合が多い人は肥満となります。肥満は体重に対してどれだけの脂肪がついているか、その割合によって判断されることになります。
ダイエットを始める前に、まず自分の体のことを知ることが大切です。一般的に肥満かどうかを判定するには、BMI(体格指数)という肥満度を計算式から標準体重を算出します。BMIは身長から標準体重を割り出して、現在の体重と比較します。「BMI指数=体重(�s)÷(身長(m)×身長(m))」により算出された数字が22のときがBMI指数の標準値となり、病気にかかりづらいとされています。日本肥満学会の判定基準としては「痩せ18.5未満」「普通体重18.5以上25未満」「肥満(1度)25以上30未満」「肥満(2度)30以上35未満」「肥満(3度)35以上40未満」「肥満(4度)40以上」となっています。このBMI指数の標準値22から、「標準体重(�s)=身長(m)×身長(m)×22」で身長に対する標準体重を算出することができます。また標準体重だけではなく「標準体重(�s)=身長(m)×身長(m)×20」の計算式から算出する理想体重(美容体重)もあります。「肥満度(%)={実測体重(�s)−標準体重(�s)}÷標準体重(�s)×100」で肥満度を計算することができます。BMI値が標準であっても健康であるためには、体脂肪率も標準値であることが大切です。体脂肪率とは体重に占める脂肪の割合を指します。「体脂肪率(%)=体脂肪量(�s)÷体重(�s)×100」という計算式から算出することができますが、体脂肪量を実際に測るのは難しいことです。最近では身長や性別などを入力すると体脂肪率を計算してくれる体重計などがあります。
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