肥満には「リンゴ型肥満」「洋ナシ型肥満」に大きく分かれます。それぞれの特徴を知ることによって、効率よくダイエットを行うことができます。
私たちは父親と母親の両方の遺伝子を受け継いで誕生します。そのため、親と子は顔や声、体型が似ていたりします。最近ではこの「遺伝子」による肥満との関連性の研究が進み、「体質遺伝子」と呼ばれるものがあることが分かりました。この「体質遺伝子」は、親から子どもに受け継がれる髪の色、目の色、体型などだけではなく、近眼や肥満といった体質や、糖尿病などの病気に対する発症にも重要な遺伝子になっています。以前は、なんとなく母親が太っていたから私も太りやすい体質だとか、親が糖尿病だから私もなりやすい、親戚に癌になった人が多いから私も気をつけよう、などといったように、学術的根拠もはっきりしないまま考えて生活に注意をするしかありませんでしたが、この「体質遺伝子」を調べることによって、太りやすい、糖尿病にかかりやすいなど、個人個人の体質をはっきりと知ることができるようになりました。ダイエットに失敗した人は、ただ流行しているから、あの人が成功したから、といって挑戦しても、自分の「体質遺伝子」に合わないダイエット方法を行っていては、成果をあげることはできません。遺伝子を理解することによって、より自分に合ったダイエット方法を見つけることができます。
遺伝子による「リンゴ型」と「洋ナシ型」といった体型の区分は、以前から肥満の型として使われてきました。「リンゴ型肥満」は内臓脂肪が多く、お腹周りに脂肪がつくものです。「洋ナシ型肥満」は下半身に皮下脂肪がつくものです。これら「リンゴ型」「洋ナシ型」に加えて遺伝子ダイエットには「バナナ型」というタイプがあります。「バナナ型」というのは、若い頃はほっそりしていて、筋肉量が少ないということが特徴といえます。そのためダイエットとは無関係と思う人が多いようですが、30歳以降になると筋肉量が少ないことから、基礎代謝が衰え、徐々に太るようになります。そのため一度太ると痩せにくくなってきます。「バナナ型」の人は、もともと脂肪も筋肉もつきずらい体質なので、基礎代謝の低下を防ぐという、筋肉量を増やすタンパク質を摂取する食事をすることを日常的に心がけ、筋肉量を増やす運動を適度に続けることによって、その体型を維持することができます。
上半身に内臓脂肪がつく「リンゴ型」と下半身に皮下脂肪がつく「洋ナシ形」が混合したタイプを「複合型肥満」といいます。これは、両親がそれぞれのタイプの肥満型を持っている場合、子どもに遺伝されるからです。兄弟姉妹でも身長や体型が違っていることはよくあります。同じ両親から生まれた子ども同士が違うのは、引き継がれる遺伝子が違うからです。同じようなものとして、知られているものに血液型があります。両親の血液型によって生まれてくる子どもの血液型も決まっています。同じタイプの遺伝子を持つ親からなら、同じタイプの肥満型の子どもとなりますが、両親が別々の遺伝子をもった場合、同じ兄弟姉妹でも、一人は母親のタイプ、一人は父親のタイプ、一人は父親と母親のタイプが合わさったタイプを受け継ぐといったように、体型や体質が違う子どもが誕生するということになります。「リンゴ型」「洋ナシ型」「バナナ型」の体質遺伝子によって、最適なダイエット方法が異なるように、自分の「体質遺伝子」のタイプを知ることがダイエットを成功させるポイントとなります。インターネットを利用して、「体質遺伝子」を調べられる方法などもあります。
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